インフルエンザの予防注射を打ってもかかる?効果と副作用は?

By | 2015年10月4日

インフルエンザ 予防注射

寒い冬になってきましたが、この季節に気をつけたいのがインフルエンザですね。

インフルエンザが流行する前に予防注射をしたほうが良いとされていますが、予防注射をしてもインフルエンザに感染する場合があります。

どうしてなのかその理由を考えてみたいと思います。

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インフルエンザの予防注射を打ってもかかるのはなぜ?

インフルエンザは、インフルエンザウィルスが口や鼻から体内に入り、その後細胞に進入して増殖します。この状態を「感染」といいます。

感染後、数日の潜伏期間を経て増殖したウィルスによって、発熱や頭痛などの症状が現れます。この状態を「発症」といいます。

インフルエンザの予防注射は、「感染」の状態を完全に抑える働きはありませんが、
「発症」の状態を抑える効果があると認められています。

ただし、この「発症」の状態を抑える効果は100%ではなく、年齢別で発症を抑える確立が変わってきます。

0歳~15歳(2回接種した場合)は約85%
16歳~64歳は、一回接種の場合は約55%、2回接種の場合は約82%
65歳以上は、約54%ですが、およそ82%の確立で死亡のリスクを減らすことができるとされています。

インフルエンザの予防注射をしてもかかってしまうのは、インフルエンザの予防接種は発症を抑える効果が100%でないという理由からだったんですね。

 

その他にも接種してもインフルエンザにかかってしまう理由として考えられるものがあります。

・予防注射の効果は2週間して現れます。

インフルエンザの予防注射は、抗体が作られるのには接種後2週間くらいかかるので、接種後から2週間の間は予防効果はありません。その間にインフルエンザにかかってしまう可能性があります(予防注射を受けたからもう安心というわけではないのですね)

・予防注射の効果は5ヶ月間

インフルエンザの予防注射の予防効果が続くのは、約5ヶ月間といわれています。
インフルエンザの流行シーズンは、毎年12月下旬~3月上旬くらいですが、このインフルエンザの流行のピーク時に、十分な予防効果を得るためには、予防注射は12月半ばには接種を終えていることが望ましいといえます。
このように予防効果は5ヶ月間なので、前年に受けたから今年は大丈夫という考えは通用しないので、毎年受けたほうがよいでしょう。

・ウィルスの突然変異など

インフルエンザの型にはA型、B型などの種類があります。
毎年流行する型は変わるので、その年に流行しそうな型を予測してワクチンは作られていますが、ウィルスの突然変異などにより新型の場合は、予防注射をしても効果が弱くなってしまうので、インフルエンザにかかってしまうのです。

 

インフルエンザ予防注射の効果を知りたい!

インフルエンザの予防注射は「感染」の予防の効果はあまりなく「発症」を抑える効果も100%では無いと先程も書きましたが、予防注射には「重症化を防ぐ」という効果があります。

インフルエンザの重症化とは?

インフルエンザの発症後、多くの人はおよそ一週間程度で回復していきますが、まれにインフルエンザ脳症や肺炎などの重い合併症を起こすことがあり、死に至るケースもあります。
これをインフルエンザの「重症化」といいます。
特に呼吸器疾患などの持病がある人や、高齢者などは重症化するリスクが高いと考えられています。
また、乳児などはインフルエンザ脳症にかかる可能性も高いので、このような重症化のリスクが高い場合に特に予防注射の効果を発揮し「重症化」を防ぎます。

「重症化」すると治療に時間がかかったり、中には後遺症が残ったりする場合もあるので持病のある人や高齢者、乳児などはやはり予防注射は接種しておいたほうが好ましいですね。

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インフルエンザの効果があるのはリスクが高い場合だけなの?

インフルエンザの予防注射はリスクが高い人が受けると効果があるのですが、ではリスクの高い場合でない人には全然効果がないのだろうかと疑問になります。
効果がないのなら打たなくても良いのではと思いますが、それがそうでもないようです。
先ほどインフルエンザの予防注射には重症化を防ぐと書きましたが、症状を軽く済ませる効果もあるといわれています。
インフルエンザは発症すると高熱などの症状が続きますので、体力的にもつらい病気ですが、ワクチンには症状を軽く済ませる効果も実証されているので、発熱せずにすんだりそ他の諸症状もひどくならなくてすませる効果があるようです。

このようなことを考えると予防効果が100%でなくても接種したほうが安心だといえるますね。

 

インフルエンザの予防注射の副作用を教えて!

予防注射はその病気にかからないように接種するのが望ましいですが、インフルエンザに限らずに予防注射には副作用のリスクがあります。
副作用の症状は、個人で違うのでほとんど出ない人もいれば重い症状が出る人もいます。
では具体的にインフルエンザの予防注射の副作用にはどのような症状があるのでしょう?
インフルエンザの予防接種の副作用は?

接種部分に出る副作用
予防注射を受けた場所やその周辺が、赤くなって腫れたり、痛くなる、熱を持つ、硬くなるなどの症状が、接種した人のおよそ10%~20%に起こります。
ただしこれらの症状は一般的に軽いので、2日~3日で治る場合がほとんどです。
腫れなどが気になる場合は、冷えピタなどで冷やすと良いでしょう。

全身に出る副作用
予防注射後に、発熱や悪寒、倦怠感、頭痛、下痢、嘔吐、めまい、リンパ節の腫れなどの症状が、接種した人のおよそ5%~10%に起こります。
ただこれらの症状は数日で治ります(もし、数日で治らない場合は接種した病院へ行くことをおすすめします)

まれに重篤な副作用として以下のような症状があられることがあります。

アナフィラキシー症状
アレルギーの原因になるアレルゲンに対して強い反応が起きたときに現れるアレルギー症状です。
アナフィラキシーショック(急な血圧低下や、のどが腫れることによる気道の詰まりからの呼吸困難など)によって、短時間で命が危険な状態になることもあるので、予防注射後30分間は症状が出ないかを確認するためにも、すぐに帰宅せずに病院で様子を見たほうが良いでしょう。
(特に何らかのアレルギーを持っている人は、接種前に医師に相談したほうが安心です)
肝機能障害、黄疸

肝機能障害とは、肝臓が正常に機能しなくなることで、肝機能障害を放っておくと、肝炎や肝硬変・肝臓がんなどになる場合があります。
黄疸は肝機能障害によって起こる症状で、特に皮膚や白目の部分などが黄色味を帯びてきます。この症状によって肝機能障害が発見できる場合もあります。

ぜんそく発作

ぜんそく発作が出ると、喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる息をするときにゼーゼー、ヒューヒューというような音がしたり、咳や痰、呼吸困難の症状が現われます。
呼吸困難に陥ると、酸素欠乏により唇やつめが青くなったり、歩行困難の症状が出たりします。

ギランバレー症候群
別名「急性多発性神経炎」ともいわれ、自己免疫異常(アレルギー疾患)のひとつです。手足のしびれや重だるさなどの初期症状の後、数日で手足が動かなくなります。
重篤な場合は呼吸筋、脳神経、顔面神経などの麻痺が起こる場合があります。
いずれの症状も、抹消神経が短時間で麻痺することで現れますが比較的治りやすい病気です。

重篤な副作用が出た場合は、命にかかわる危険もあるのですぐに病院へ行くことが大切です。

 

まとめ

インフルエンザの予防注射について書いてきましたが、副作用のリスクなどを考えると接種したほうが良いか悩むところですが、やはり呼吸器系に持病がある人や、高齢者などは重症化を避けるためにも接種したほうが良いことがわかりました。

予防注射をする事も大切ですが、やはりインフルエンザにかからないようにするには手洗い・うがいや人ごみを避ける・マスクをするなどの予防対策をしっかりとする事も大切ですね。

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