頭痛はインフルエンザの初期症状ですか?診断と治まるまで?

By | 2015年8月27日

頭痛 インフルエンザ

毎年冬になると流行して猛威をふるうのがインフルエンザですが、感染力が強く毎年死者も出てしまうウイルス性の疾患です。
インフルエンザは風邪と症状が似ていますが、インフルエンザ特有の症状があるのです。その症状のひとつが頭痛です。

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頭痛はインフルエンザの初期症状ですか?他には?

インフルエンザの初期症状として代表的なのが、高熱・のどの痛み・鼻水・咳・頭痛など風邪の初期症状によく似ていますが、風邪と比べてその症状が重くなることが特徴です。
症状の中でも頭痛は風邪のときと比べて症状がひどくなる場合が多いようです。
ましてや高熱で苦しんでいるのに、プラスして頭痛もあると本当につらいですよね。

 

でも、どうしてインフルエンザになるとひどい頭痛が発生してしまうのでしょうか?
その原因のひとつに考えられているのが、「プロスタランジン」という分泌物が原因と考えられています。
この「プロスタランジン」はインフルエンザウイルスが体内に入ってきたときに、ウイルスを退治するために分泌される物質なので、ウイルスを退治しようとして大量に分泌され活発に活動することによって、ひどい頭痛や関節痛などの痛みの症状が出てきてしまうという仕組みです。

頭痛の症状を緩和するためには、とにかく冷やすことですが発熱がある場合はすでに冷やしている場合が多いでしょうから、冷やしすぎには注意しましょう。

また、頭痛のときに解熱鎮痛剤(いわゆる頭痛薬)を飲むことを考えるかもしれませんがインフルエンザと診断されて、医師から抗ウイルス薬(タミフルなど)が処方されて飲んでいる場合は、合わせて飲むと合併症を引き起こす原因になる場合があるので、むやみに服用しないで医師と相談してから飲むようにしましょう。

 

インフルエンザには頭痛のほかにどんな症状があるのでしょうか?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気で、1~5日の潜伏期間の後に発症します。
普通の風邪よりも急激に発症して、症状が重いのが特徴です。

主な症状としては、38度以上の高熱、悪寒、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛、のどの痛み、咳や鼻水などの呼吸器症状や吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状など全身症状が急激に現れます。
健康な人であれば、症状が3~7日間続いた後に快方に向かいますが、気管支炎や肺炎などの呼吸器系の病気を併発しやすいので、高齢者や呼吸器に持病がある人(喘息など)は特に注意が必要です。

また乳児などの小さい子供はインフルエンザ脳症を発症する場合がありますので、早めに医師にかかって診断を受けることが大切ですね。

 

インフルエンザの症状の診断は?

インフルエンザにかかっているかどうかを知るためには、その症状の原因がインフルエンザウイルスであることを確かめなくてはなりません。

インフルエンザウイルスが体内にいるかどうかを調べるための方法として、近年「迅速診断法」という方法が開発されて約15分程度で診断結果を知ることができるようになりました。
具体的な診断方法は「迅速診断キット」と呼ばれる小さな検査器具を使います。

細いめん棒のようなもので鼻の奥の粘膜の分泌物を採取して、そこにインフルエンザウイルスがいるかどうか検査キットで調べます。
検査キットでは、インフルエンザウイルスのA型、B型のどちらも検査することができ、15分程度で診断結果が出ることから、一般の外来診療の現場では広く使われるようになりました。
以前はインフルエンザかどうか診断するには時間がかかったので、しんどい体で病院に行くのも大変でしたが、現在では15分程度で結果が出るようになったので、その点では少し楽になったと言えると思います。

 

ただ、この検査はインフルエンザ発症直後で検査をした場合などは、検体の中のウイルスの量が少ないために、インフルエンザに感染していても陰性になる場合があります。
その場合は翌日にまた同じ検査をする場合がありますが、陰性の場合は流行状況や家族や学校など、近くに感染者がいるかどうかなど総合的に見てインフルエンザかどうか診断されます。

 

注意する点
現在インフルエンザと診断されて処方されることの多い薬の抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ)などは、インフルエンザを発症してから48時間以内に服用することで効果が出るとされています。
その理由としては、この薬は体内のインフルエンザのウイルスの増殖を抑える薬なので、体内にインフルエンザウイルスがある程度増えてしまうと効き目がありません。

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なので、早く検査を受けても陰性になってしまうかもと思いますが、やはり発熱や頭痛などの症状が出てから48時間以内に病院を受診してきちんと薬をもらったほうが、早く治るので賢明だと思います。

また、血清反応による診断では、発症時と2~4週後のペア血清でCF(インフルエンザ共通抗原)、HI(型特異的抗原)抗体価の有意な上昇でわかります。臨床ウイルス学的にはウイルスの分離を行い、流行株の抗原的性状を解析します。

 

インフルエンザの症状が治まるまでには?

インフルエンザを発症したらどのくらいの期間でそのつらい症状は治まってくるのでしょうか?

インフルエンザの症状は全身症状が出てとてもつらいものですね。
以前はインフルエンザの特効薬というものがなかったので、治るまでには1週間~10日くらいと時間がかかりましたが、少し前からインフルエンザの特効薬といわれる抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)が発売されてからは、5~6日程度で完治できるようになりました。

 

職場や学校はいつになっら復帰できるの?

インフルエンザは学校の場合は出席停止になります。職場の場合も同じです。

最近抗ウイルス薬の服用でインフルエンザの回復が以前より早くなったので、感染力を持ったまま登校し他の人に感染して広げてしまうケースが相次いだことから、文部科学省は2012年に出席停止基準の以下のように見直しました。
「インフルエンザは発症後5日間を経過し、かつ解熱後2日間」に改めました。
発症後5日を過ぎるとウイルスがほとんど検出されなくなるという研究報告を踏まえました。
職場の場合はこのような規定はありませんが、他の人に移さないためにも5日間は休んだほうが望ましいですね。

 

◆◆ここからはインフルエンザの具体的な治療法について紹介します。

一般療法

・安静第一で、栄養と十分な睡眠・休息をとることが大切です。
・十分な水分補給をすること。食欲がなかったり、吐き気などの症状で食事が採れない場合も脱水しないように、お茶、ジュース、スープなど何でも良いので、自分が飲みたいものを飲みましょう。(イオン飲料なども良いですね。)

・インフルエンザウイルスは乾燥した室内が大好きなので、空気中での活動や感染を抑えるために加湿器などで室内の湿度を60パーセントくらいに保つようにしましょう。
(加湿器がない場合は、濡らしたタオルや洗濯物を干したりして湿度を保ちます。)

対症療法
対症療法とは出ている症状を緩和するために、症状にあわせた薬を飲むことです。

発熱や関節痛に対してはまずは冷やすことです。
冷やす部分は頭だけではなく、わきの下やそけい部(足の付け根)、首など太い動脈が通っている場所を冷やすと効果的です。
解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)を使います。

鼻水・せき・などの呼吸器症状に対しては、抗ヒスタミン薬、気管支拡張薬、鎮咳去痰薬などを使います。

嘔吐や下痢などの消化器症状に対しては整腸剤などを用います。

抗ウイルス薬
インフルエンザA型・B型、新型インフルエンザに効果があるものとして処方されるのがノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル、リレンザ)がありますが、近年タミフル耐性のAソ連型ウイルスが出現しました。

またそれ以外にもイナビル、アビガンなどの薬もあります。

抗ウイルス薬は効果がありますが、その反面副作用の心配もぬぐえません!

タミフルなどは10代の子供への処方を厚生労働省が使用を禁止していますが、それ以外の年代へは、特に規制はありません。
タミフルばかりでなく、ほかの抗ウイルス薬の場合も副作用の心配はあると考えられているので、高齢者や妊婦、10代以下の子供などが服用する場合は、医師とよく相談の上使用したほうが安心です。

とにかくインフルエンザにかかってしまったら安静にして十分な休息をとることが大切ですね。

 

まとめ

インフルエンザについて書いてきましたが、まずはインフルエンザにかからないように予防することが大切ですね。

そのためにはインフルエンザの流行前に予防接種を受けること

流行期には手洗い・うがいの徹底、人ごみを避ける、バランスの取れた食事や十分な睡眠・休息をとることなど、当たり前のことですがこれをしっかりと守ることがインフルエンザの予防になるので実践していきたいものですね。

それでもかかってしまったら、安静にすることや医師の診断を受けて早く治したいですね

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